住宅についての希望がある薬剤師の求人探しのコツ

就職先や転職先を探すときには住宅に関する悩みや希望を持っている人もいるでしょう。仕事をするときにどこに住みたいか、住宅探しをどのようにして行いたいか、住み方をどうしたいかなどといったことをよく考えてから求人を選ぶのは大切です。

その状況に応じて薬剤師にはどんな魅力がある求人が存在しているのかを確認しておきましょう。

借り上げ寮に住みたいなら

借り上げ寮や社宅などに住みたいというのはよくあるパターンです。勤め先で借り上げているマンションやアパートなどに住めるようになっている制度で、勤め先が家賃の一部を負担してくれるので格安で住むことができます。

単身者向けの寮を用意していることが多いですが、勤め先によっては四人家族くらいまでなら住める寮が準備されていることもあり、ずっと借り上げ寮に住んで暮らしているという人も少なくはありません。住居費をできるだけ節約していきたいという人にとっても魅力がありますが、大抵の場合には勤め先へのアクセスが良いところに用意されているので通勤しやすいのもメリットでしょう。

このような勤め先からの求人を見つけたいときには病院と企業が有力な候補になります。病院では夜遅くまで勤務したり、朝早くから働き始めたりするケースが多く、勤務時間が長めになることも稀ではありません。その便宜を図るために病院の近くに借り上げ寮を用意していることが多いのです。

一方、企業では住まいを確保するのが難しい地域になると社宅を持っていることがよくあります。地方の研究所や工場になると賃貸物件が近くになくて通勤しづらいことや、都心部にオフィスがあると近くで物件を見つけるのが難しくなりがちなことを考慮しているのが一般的です。

賃貸生活のための住宅手当を出してもらいたいなら

少なくとも当面は賃貸生活を送っていこうという人の場合には住宅手当を出してもらえると助かるでしょう。家賃の一部または全額を勤め先が負担してくれるのが特徴で、福利厚生として比較的多くのところで採用しています。

薬剤師の求人では病院や企業だけでなく、調剤薬局やドラッグストアでも住宅手当を出しているケースが多いので求人をよく見て支給があるかどうかを個々に調べることが重要です。

住宅手当はどんな支給内容になっているかは詳しく確認することも大切です。家賃の半額を支給するといった場合には地域によっては10万円くらいになってしまうので上限が定められていることもあります。また、家賃の金額によって割合が違ったり、家族構成によって制限があったりする場合もあるので詳細まで確認して手当を受け取れるかを確認しておくようにしましょう。

住宅手当を支給している勤め先として共通しているのは経営基盤が整っているところだということです。大手医療法人の病院や全国チェーンのドラッグストアなどでは充実した住宅手当がある場合が多くなっています。それに対して個人経営の調剤薬局、ローカルなドラッグストアでは住宅手当がないことも珍しくありません。

あくまで一般的な傾向ではあるものの、求人探しをするときの参考にすると良いポイントでしょう。

持ち家になる支援をして欲しいなら

マンションや一戸建てを購入したり、注文住宅を建てたりして持ち家になりたいと考えている人もいるでしょう。その場合にも就職先や転職先によっては支援を受けられることがあります。薬剤師の勤め先では主に大手の企業で財形住宅貯蓄制度を用意していることがあり、住宅を購入や建築するための費用として使用することを前提に550万円までは金利に税金がかからない形でお金を貯めることが可能です。

勤め先が金利を一部上乗せしてくれて、金融機関で直接財形貯蓄をするのに比べると金利が良い場合もあります。

数年後には持ち家になれるように積立をしようと考えているときには特に魅力がある福利厚生です。一方、持ち家になる支援をしてもらえる形の住宅手当がある病院やドラッグストアなどもあります。賃貸生活をしている人には家賃の補助をしているのに、持ち家の人には手当がないのかという批判が少なからずあるのは想像できるでしょう。

その不満に応えるために持ち家の人にも一律で幾らかの住宅手当を毎月支給しているところもあります。住宅ローンの返済の一部にあてられると考えると魅力が大きい手当なので、求人を探すときには確認しておくと良いでしょう。

働き方にも注意しよう

正社員で働こうと考えている薬剤師の場合にはどの種類の勤め先を選んでも住宅に関わる支援を受けられることはよくあります。正社員は長く働いてくれるのを前提にして採用するので、福利厚生を充実させて働きやすいという印象を持ってもらいやすいようにしている場合が多いからです。

しかし、パートで働く場合には正社員とは同じ待遇を受けられないことがほとんどで、借り上げ寮を使えるあるいは住宅手当がもらえるケースはかなり少なくなっています。ただし、パートでも正社員と同じくらい長い時間働いている場合には対象になるところもあるので、どんな基準になっているかを調べてから応募先を決めるのが大切です。

派遣薬剤師の場合の留意点

パートの場合には住宅に関する支援を受けにくくても派遣薬剤師ならどうなのかと疑問に思う人もいるでしょう。派遣薬剤師の場合には派遣先、派遣元のそれぞれから異なる福利厚生が与えられることがよくあるため、どちらかには借り上げ寮や住宅手当があるのではないかと期待できるのは確かです。

実際には派遣会社の方が住宅に関する福利厚生を用意していることはほとんどありません。そのため、どの派遣求人に応募するかによって何らかの支援を受けられるかどうかが異なります。

全体的な傾向としては派遣薬剤師に対して住宅手当を出すことは少なく、財界住宅貯蓄制度を利用できることもまずありません。

ただ、借り上げ寮については病院や調剤薬局では使えるようになっていることがあります。派遣先が地方になる場合に多い待遇の一つで、引越しにかかる費用まで負担してもらえることが多いのが特徴です。家具や家電も揃っていて身の回り品だけ持っていけば住めるというケースが大半を占めています。

派遣で働くのは期間が限られているので、一時的な住まいを手配するのに困らないようにするという方針でこのような待遇を用意しているところもあるのです。